衣猫日記
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ワクチン接種後のしこり
2008年 08月 26日 *
最近一段落した出来事について書きます。


先月末にラクちゃんを病院に連れて行き、3種ワクチン(フェロバックス3)を打ちました。

それから12日後、肩甲骨の間にアーモンド大のしこりがあることに気づきました。
ちょうどワクチンを接種した部位です。
翌日すぐに病院へ連れて行き、しこりに注射をし細胞を採り、外部機関に細胞診を依頼。

検査結果を待っている間、ネットで色々調べました。

“悪性のワクチン誘発性肉腫”
“白血病ワクチンが原因の肉腫”
“不活性ワクチンのアジュバンドが原因の線維肉腫”
“ワクチンが原因で悪性腫瘍ができた場合、肩甲骨間だと手術が危険”・・・
こわい記述がたくさん出てきました。

ワクチン接種直後に発熱や食欲不振が起こる場合があるのは知っていましたが、
恥ずかしながら悪性腫瘍のことは全く知りませんでした。

出てきた記述の情報元と思われる研究機関の論文を読んでみたところ、
“ワクチン誘発性肉腫はワクチン接種後数ヶ月~数年で発症”とのこと。

12日前に接種してできたしこり・・・違う気がする・・・。

そこでさらに調べてみると、「ワクチン接種後2週間ほどで小さなしこりができ、その後数週間で消えた」という体験談が何件か見つかりました。
「多分これかなぁ。これだといいなぁ。」と祈りながら、検査結果待ち。
お盆をはさんでいるので時間がかかるかもしれないと言われていました。
「早く良い結果が出て欲しい。結果が出るまでにしこりが小さくなっていてほしい」と祈りながら待ちました。

祈りが通じたのか、ラクちゃんのしこりは徐々に小さくなっていき、検査結果が出る頃には完全に消失しました。

「やっぱり接種後のしこりだったんだ。消えたってことは悪性じゃなかったんだ。早く良い検査結果を聞いて安心したい。」と思っていたところに検査結果を知らせる電話が来ました。

検査結果はなんと“線維肉腫”。悪性のがんです。
診断の根拠は「発生部位、細胞に異型性があることから」ということです。

翌日ラクちゃんを連れて病院に行き、しこりが消えたことを先生に確認してもらいました。

先生の見解は以下の通りです。


「線維肉腫(悪性の腫瘍)の場合、何の治療もせずに小さくなったり消失したりすることはまずないので、ラクちゃんのしこりが線維肉腫である可能性は非常に低い
 細胞診の結果は悪性腫瘍だったが、細胞診は経験上7割の精度。
 診断としては、“しこりが消失したこと”を優先する。
 悪性腫瘍ではなく、おそらくワクチン接種後の過剰反応による一時的なしこり(硬結という)
 ラクちゃんの場合、しこりが硬かったので心配であり検査した。
 悪い検査結果が出たので心配だとは思うが、しこりは消失したのでまず一安心して良い。
 しこりがなくなったので、検査・治療自体しようがなくなり、今後は経過観察をしていくほかない。」


線維肉腫という検査結果がどのように出たのかが気になるところなのですが、
「発生部位」と「異常な形の細胞がところどころにある」ということだけで、線維肉腫特有の“何か”というものはないらしいです。
先生曰く、「検査をする人の先入観(発生部位が肩甲骨間=線維肉腫が疑われる)もあってこういう診断になった可能性もある」とのこと。
疑いがあるのは事実なので、グレーを白と言えないから黒、というところでしょうか。


その後、いくつか質問をしました。

Q、このようなワクチンの副作用はどの程度起こるか?
A、稀である。ワクチン接種をしないことで病気にかかる確率のほうが高い。

Q、線維肉腫であればどういう経過をたどるか?
A、まず、最初の腫瘍がなくなることはない。その後、転移する。

Q、しこりがなくなった場合、細胞診などの検査はできるか?
A、しこり自体がすでに無いので、検査・治療のしようがない。

Q、ワクチンはなぜ1年置きに打つのか?3年置きで良いという説もあるが?
A、ワクチンの効果は1年~数年と個体差がある。最短の子に合わせて1年置きに打つ場合が多い。
 ワクチンを打つ前に抗体検査をすることもできるが、時間・費用がかかるため1年置きに打つ場合が多い。

Q、ワクチンの接種部位はどこがいいか?
A、太もも、脚、尻のほうが良い。
 万が一、悪性腫瘍ができた時、手術部位として比較的安全なため。

Q、ワクチンで一時的に腫れることも避けたい。去年のワクチン(別の種類)の方が良いということはある?
A、一概には言えない。


来年以降のワクチン接種自体を見直したほうがいいのかと考えてしまいます。
またしこりができたら・・・と思うと怖いです。
「ワクチン接種で悪性腫瘍が出来るのは稀で、ワクチンを打たないことで病気になる確率のほうがずっと高い」と獣医師は皆言うと思いますが、
今回のような怖い思いはもうしたくないです。

今回打ったワクチンは不活性ワクチンのフェロバックスだったのですが、
昨年保護宅さん時代に打っていたものは生ワクチンのビルバゲンでした。
今回のワクチンの種類がたまたまラクちゃんに合わず、去年のビルバゲンに戻せば安心なのかというと、一概にそうとも言い切れないらしいです。
でも、不活性ワクチンのアジュバンドが悪性腫瘍のもとになるという説があるので、
フェロバックスは避けたほうがいいのかと考えています。

病気にならないために(なっても軽く済ませるために)ワクチンを打つはずが、
ワクチンが原因で病気になってしまうなんてたまったものではありません。
そんなことになっては猫に申し訳ない。
ワクチン接種をすることによるリスクと接種しないことによるリスク・・・。
両方をよく考えないといけないんだなと思い知りました。

とにかく今回はきれいさっぱりしこりが消えて本当に良かった。
本当にほっとしました。

びっくりしたにゃ~。
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